【このからだが平和をつくる】
安積遊歩
ケアに関わるすべての人に贈る一冊。
重度訪問介護への招待状
ケアは平和へのactionだ?!
争わない、小さな、この体からはじめよう。
差別に抗して、ケアの根源を見つめるエッセイ。
日本の障害福祉は、当事者の声によって切り開かれ、進化してきた。
障害者自立生活運動をリードしてきた安積遊歩が、「重度訪問介護」という、世界でも稀有な制度のもつ志と、その革新性を語る。
「争えない身体は、涙と喜びが静けさと同時にあることを示す」(本文より)
競争に駆り立てられる社会の中で、「生きる」という一点のみで闘い、「見守りあう」ことの意味。
この小さな体を世界の真ん真ん中に置いてはじめよう。
著者の平和への祈りは、この身体からはじまって、地球規模の命の平穏へと広がっていく。